いい匂い自然・環境
雨上がりの土(ペトリコール)
Petrichor (Rain on Dry Earth)
香りの強さ:楽に感知できるにおい
臭気の客観指標
臭気強度(6段階臭気強度表示法)
3 / 5
楽に感知できるにおい
根拠: 環境省 6段階臭気強度表示法(悪臭防止法)
基準: 悪臭防止法 6段階臭気強度表示法(環境省)
嗅覚閾値(検知閾値)
0.0000065 ppm
代表成分: Geosmin
出典: JAOE(永田)三角臭袋法 嗅覚閾値データベース
※ 臭気強度は環境省「6段階臭気強度表示法」に準拠した感覚的評価値です。嗅覚閾値はヒトが検知できる最低濃度で、値が小さいほど少量で匂いを感じます。
香りの説明
雨が乾いた土に降った時に立ち上る、独特の土臭くも爽やかな香り。金属的でミネラル感のあるアーシーな芳香。
主な化学物質
ゲオスミンオゾンステアリン酸パルミチン酸
効果・影響
- 気分のリフレッシュ
- ノスタルジーの喚起
- リラクゼーション
エビデンス
1964Nature (Bear & Thomas)
「ペトリコール」の語を創出し、雨が乾燥した土に落ちた際の独特の香りがゲオスミンと植物油の放出によることを初めて科学的に報告
2020Nature Microbiology (Becher et al.)
ゲオスミンは5億年以上前から存在する化学コミュニケーションの一例で、Streptomyces属放線菌がトビムシ(Collembola)を誘引して胞子を散布させるために産生する。放線菌と節足動物の共進化的関係を解明。
トリビア
- ヒトはゲオスミンを5兆分の1の濃度で検出でき、最も敏感に感知できる化合物の一つ
- 雨粒が地面に落ちると微小な気泡が弾けてエアロゾルとなり、ペトリコールの香りが空中に拡散する
