臭い匂い生活環境注意
カビ臭
Mold / mildew odor
香りの強さ:何のにおいか判る弱いにおい
臭気の客観指標
臭気強度(6段階臭気強度表示法)
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何のにおいか判る弱いにおい
根拠: 環境省 6段階臭気強度表示法(悪臭防止法)
基準: 悪臭防止法 6段階臭気強度表示法(環境省)
嗅覚閾値(検知閾値)
0.0000065 ppm
代表成分: Geosmin
出典: Nagata Y. (2003), JAOE database entry #131. Geosmin: 6.5 x 10^-6 ppm.
※ 臭気強度は環境省「6段階臭気強度表示法」に準拠した感覚的評価値です。嗅覚閾値はヒトが検知できる最低濃度で、値が小さいほど少量で匂いを感じます。
香りの説明
カビが発生した場所から漂う土っぽくジメジメした臭い。カビの代謝副産物であるゲオスミンと1-オクテン-3-オールが主な原因で、湿った環境や閉め切った空間で感じやすい。
主な化学物質
ゲオスミン1-オクテン-3-オール2-メチルイソボルネオール3-オクタノン2-ペンチルフラン
効果・影響
- アレルギー反応(くしゃみ、鼻水、目のかゆみ)
- 喘息の悪化
- 1-オクテン-3-オールがドーパミンパッケージングを阻害し神経変性に関与する可能性
- 長期曝露で呼吸器系への影響
対策
- 原因となるカビの除去
- 室内の除湿(湿度60%以下を維持)
- 適切な換気
- エアコンや除湿器のフィルター定期清掃
- 抗真菌剤による清掃
エビデンス
2013PNAS (Inamdar et al.)
カビ由来の1-オクテン-3-オールがドーパミントランスポーターに作用してドーパミンパッケージングを阻害し、ショウジョウバエモデルで神経変性を引き起こすことを発見。パーキンソン病との関連を示唆。
2024Journal of Agricultural and Food Chemistry
ゲオスミンは進化的に保存された嗅覚受容体OR11A1を活性化し、ヒトは400 ppt〜5 pptという極めて低い濃度でゲオスミンを検出できることを確認。
トリビア
- ゲオスミンはギリシャ語で「大地の匂い」を意味し、雨が降った後の土の匂いの原因物質。人間は400兆分の1という驚異的な低濃度でこれを検出できる。
- 1-オクテン-3-オールは「マッシュルームアルコール」とも呼ばれ、キノコの香りの主要成分でもある。
