市販の消臭スプレーは種類が多く、どれを選べばよいか迷う方も多いのではないでしょうか(ファブリーズとリセッシュの科学比較で成分レベルの違いを解説しています)。本記事では、ドラッグストアで購入できる人気の消臭スプレー5種を同一条件でテストし、消臭力を数値化して比較しました。

検証方法

検証方法のまとめ

検証は以下の条件で統一して行いました(スプレー以外のアプローチは重曹の消臭メカニズムも参考にしてください)。

  • 対象製品:A社ファブリックミスト、B社消臭ストロング、C社ナチュラル消臭、D社プレミアム消臭、E社速乾デオドラント(いずれも布用・無香料タイプ)
  • においの発生源:密閉容器内に汗を染み込ませた綿布を設置
  • 測定機器:半導体式ガスセンサー(においセンサー XP-329IIIR相当品)
  • 手順:容器内のにおい濃度が安定した状態(センサー値100を基準)で各製品を2プッシュ噴霧し、5分後・15分後・30分後のセンサー値を記録
  • 試行回数:各製品3回ずつ測定し平均値を使用
  • 室温:25±1℃、湿度50±5%

検証結果

検証結果のまとめ

5分後のセンサー値(低いほど消臭力が高い)

製品 5分後 15分後 30分後
A社ファブリックミスト 42 38 35
B社消臭ストロング 28 25 22
C社ナチュラル消臭 55 48 40
D社プレミアム消臭 35 30 27
E社速乾デオドラント 45 42 38

Yokoyama et al.(2020)が提唱する消臭効果の評価基準によると、センサー値が元の30%以下に低下した場合に「十分な消臭効果あり」と判定できます。この基準に照らすと、B社消臭ストロングのみが5分後の時点で基準を満たしました。

考察

考察のまとめ

B社の製品が最も高い消臭力を示した要因として、配合されている両性界面活性剤の濃度が他製品より高いことが考えられます。Ito & Watanabe(2019)の研究では、両性界面活性剤がにおい分子を包接する効果が報告されており、今回の結果とも整合します。

一方、C社のナチュラル消臭は即効性では劣るものの、30分後には他製品との差が縮まっています。天然由来の消臭成分は効果の発現が緩やかな傾向があり、持続性の面では一定の評価ができそうです。

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ハナくん

まとめ

今回の検証では、即効性ではB社消臭ストロングが最も優れた結果を示しました。ただし、使用感や香り、価格なども選択の重要な要素です。今後は布の種類を変えた検証や、長時間での持続性テストも実施していく予定です。