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いい匂い食べ物・飲み物

みかん(温州みかん)

Satsuma Mandarin (Unshu Mikan)

香りの強さ:楽に感知できるにおい

臭気の客観指標

臭気強度(6段階臭気強度表示法)
3 / 5
楽に感知できるにおい
根拠: 環境省 6段階臭気強度表示法(悪臭防止法)
基準: 悪臭防止法 6段階臭気強度表示法(環境省)
嗅覚閾値(検知閾値)
0.038 ppm
代表成分: Limonene
出典: JAOE(永田)三角臭袋法 嗅覚閾値データベース

※ 臭気強度は環境省「6段階臭気強度表示法」に準拠した感覚的評価値です。嗅覚閾値はヒトが検知できる最低濃度で、値が小さいほど少量で匂いを感じます。

香りの説明

甘くジューシーなシトラス香。レモンやオレンジよりも丸みのある穏やかな甘さで、冬のこたつを連想させる日本人に最も馴染みのある柑橘の香り。

編集部の解説

みかん(温州みかん)は、甘くジューシーなシトラス香として感じられます。レモンやオレンジよりも丸みのある穏やかな甘さがあり、爽やかさと親しみやすさが重なった香りです。冬のこたつを連想させる、日本人になじみ深い柑橘の印象も持っています。

香りの中心になるのはリモネンです。みかんの皮を剥いた瞬間に広がる香りの約90%をリモネンが占め、β-ミルセン、γ-テルピネン、リナロール、デカナールも香りの成分として関わります。皮に含まれる成分が空気中へ広がることで、フルーティーで甘い香りが立ち上がります。

暮らしの中では、台所で皮を剥くひとときや、冬にこたつを囲んでみかんを食べる場面で出会います。皮を焚き火で炙る「焼きみかん」は、加熱でリモネンが気化して芳香が増し、果肉も甘くなるという冬の伝統的な知恵です。

香りを楽しむなら、まず皮を剥いた瞬間の立ち上がりに注目してみましょう。リモネンを中心に、ほかの成分が重なった甘く穏やかな変化を感じられます。加熱する場合は、焼きみかんのように温めて、広がる香りと果肉の味わいを一緒に楽しむのがコツです。

主な化学物質

リモネンβ-ミルセンγ-テルピネンリナロールデカナール

暮らしとの関わり

  • 冬のこたつを連想する香り
  • 親しみ深い柑橘の定番
  • 焼きみかんで楽しむ冬の知恵
  • 台所で出会う甘いシトラス香

エビデンス

2005Journal of the Japanese Society for Horticultural Science

温州みかん果皮の精油成分を分析し、リモネンが全精油の90%以上を占めることを確認。品種・産地による香気プロファイルの差異を報告。

2012Journal of Oleo Science (Haze et al.)

柑橘系精油(みかん含む)の吸入が唾液コルチゾール値を有意に低下させ、主観的なストレス感を軽減することを二重盲検試験で確認。

トリビア

  • みかんの皮を剥いた瞬間に広がる香りの約90%はリモネンで、1個のみかんの皮に約2mlのリモネンが含まれる。
  • みかんの皮を焚き火で炙る「焼きみかん」は、加熱でリモネンが気化して芳香が増し、果肉も甘くなるという冬の伝統的な知恵。