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臭い匂い化学物質・自然現象注意

カダベリン・プトレシン(死体臭)

Cadaverine and Putrescine (Decomposition odor)

香りの強さ:強烈なにおい

臭気の客観指標

臭気強度(6段階臭気強度表示法)
5 / 5
強烈なにおい
根拠: 環境省 6段階臭気強度表示法(悪臭防止法)
基準: 悪臭防止法 6段階臭気強度表示法(環境省)

※ 臭気強度は環境省「6段階臭気強度表示法」に準拠した感覚的評価値です。嗅覚閾値はヒトが検知できる最低濃度で、値が小さいほど少量で匂いを感じます。

香りの説明

有機物の腐敗・死体の分解で発生するジアミン類。リジンの脱炭酸でカダベリン、オルニチンの脱炭酸でプトレシンが産生され、腐敗肉の特徴的な臭いを形成する。

主な化学物質

カダベリン (1,5-ジアミノペンタン)プトレシン (1,4-ジアミノブタン)

効果・影響

  • 強い嘔吐反射・嫌悪反応
  • 進化的に獲得された回避行動の誘発
  • 大量摂取で食中毒様症状(ヒスタミン中毒との併発)

対策

  • 腐敗食品の適切な廃棄
  • 冷蔵・冷凍による保存
  • オゾン処理による消臭

エビデンス

2018PLOS Computational Biology

死に関連するプトレシンとカダベリンを検出するヒトのジアミンセンサーを同定。trace amine-associated receptors (TAARs)が嗅覚上皮に局在し、これらの分子を高感度で検出する。

2013PNAS (Hussain et al.)

ゼブラフィッシュのTAAR13cがカダベリンの高親和性受容体であることを同定。死臭の検出は進化的に保存された化学感覚メカニズムであることを示唆。

トリビア

  • カダベリン(cadaverine)は英語のcadaver(死体)から、プトレシン(putrescine)はラテン語のputrere(腐る)から命名された。
  • 腐敗臭の原因物質だが、実は生きた細胞内でもポリアミンとして細胞増殖の調節に不可欠な役割を果たしており、老化抑制効果も研究されている。