臭い匂い生活環境
トイレの臭い
Toilet odor
香りの強さ:強いにおい
臭気の客観指標
臭気強度(6段階臭気強度表示法)
4 / 5
強いにおい
根拠: 環境省 6段階臭気強度表示法(悪臭防止法)
基準: 悪臭防止法 6段階臭気強度表示法(環境省)
嗅覚閾値(検知閾値)
0.0000056 ppm
代表成分: Skatole (3-Methylindole)
出典: Nagata Y. (2003), JAOE database entry #154. Skatole: 5.6 x 10^-6 ppm.
※ 臭気強度は環境省「6段階臭気強度表示法」に準拠した感覚的評価値です。嗅覚閾値はヒトが検知できる最低濃度で、値が小さいほど少量で匂いを感じます。
香りの説明
排泄物から発する不快な臭い。糞便中のスカトール、インドールが特徴的な糞臭を形成し、尿の分解で生じるアンモニアが刺激臭を加える。脂肪酸、硫黄化合物、窒素化合物の複合臭。
主な化学物質
スカトール(3-メチルインドール)インドール硫化水素メチルメルカプタンアンモニア短鎖脂肪酸(酪酸等)
効果・影響
- 不快感・嘔吐反射
- 密閉空間でのアンモニア蓄積は粘膜刺激
- 衛生面での注意喚起シグナル
対策
- 適切な換気
- 次亜塩素酸系消臭剤の使用
- クエン酸でアンモニア臭を中和
- 定期的な清掃
- 芳香剤・消臭剤の設置
エビデンス
2015Environmental Science & Technology (Smithsonian/Loughborough University)
アフリカとインドのトイレの空気をヘッドスペース分析し、主要悪臭成分を定量。専門の調香師が化学分析結果を嗅覚評価で検証。トイレ臭の科学的消臭剤開発を目指す。
1987Gastroenterology (Moore et al.)
ヒト糞便の悪臭物質をGC-MSで分析。メタンチオール、ジメチルジスルフィド、ジメチルトリスルフィドなどメチルスルフィド化合物が糞便臭の主要原因であることを発見。従来主因と考えられていたスカトールとインドールは、結晶状態ではナフタレン様の臭いを呈することを報告。
トリビア
- スカトールとインドールは極低濃度では花のような甘い香りがし、実際にジャスミンやオレンジの花の香り成分にも含まれ、香水にも使用される。
- 古代ローマの公衆トイレでは、アンモニアを含む尿を衣類の漂白に使用していた。
