臭い匂い食べ物・発酵
リンバーガーチーズ
Limburger cheese
香りの強さ:強いにおい
臭気の客観指標
臭気強度(6段階臭気強度表示法)
4 / 5
強いにおい
根拠: 環境省 6段階臭気強度表示法(悪臭防止法)
基準: 悪臭防止法 6段階臭気強度表示法(環境省)
嗅覚閾値(検知閾値)
0.00007 ppm
代表成分: Methanethiol (Methyl mercaptan)
出典: Nagata Y. (2003), JAOE database entry #12. Methyl mercaptan: 7.0 x 10^-5 ppm.
※ 臭気強度は環境省「6段階臭気強度表示法」に準拠した感覚的評価値です。嗅覚閾値はヒトが検知できる最低濃度で、値が小さいほど少量で匂いを感じます。
香りの説明
ベルギー・ドイツ原産のウォッシュチーズ。Brevibacterium linensによる表面熟成で、メタンチオールやS-メチルチオエステルが産生され、足の臭いやゴミに似た強烈な臭いを放つ。
主な化学物質
メタンチオールS-メチルチオアセテートS-メチルチオプロパノエートイソ吉草酸酪酸プロピオン酸
効果・影響
- 強い嫌悪反応
- 食品としては安全
- 蚊を引き寄せる効果がある(足の臭いと同じ成分のため)
対策
- 密閉容器での保存
- 適温管理で過度の発酵を防ぐ
エビデンス
2023Wikipedia / Biology Insights (Brevibacterium linens)
Brevibacterium linensはヒトの皮膚にも遍在し、足の臭いの原因となるS-メチルチオエステルを産生。チーズ表面での蛋白質・脂質分解(プロテオリシス)により揮発性硫黄化合物を放出する。
1996Parasitology Today (Knols)
Anopheles gambiae(マラリア媒介蚊)がリンバーガーチーズの臭い成分に誘引されることを発見。リンバーガーチーズの表面菌Brevibacterium linensとヒト足皮膚菌B. epidermidisが類似の揮発性脂肪酸を産生することから、蚊が足を好んで刺すメカニズムを説明。
トリビア
- リンバーガーチーズの臭いが足の臭いに似ているのは偶然ではなく、同じBrevibacterium linens菌が原因。この菌はヒトの皮膚の常在菌。
- リンバーガーチーズはマラリア媒介蚊を引き寄せることが研究で確認されており、マラリア対策の罠として研究されている。
