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臭い匂い体臭・生体由来注意

魚臭症(トリメチルアミン尿症)

Trimethylaminuria (Fish odor syndrome)

香りの強さ:強烈なにおい

臭気の客観指標

臭気強度(6段階臭気強度表示法)
5 / 5
強烈なにおい
根拠: 環境省 6段階臭気強度表示法(悪臭防止法)
基準: 悪臭防止法 6段階臭気強度表示法(環境省)
嗅覚閾値(検知閾値)
0.000032 ppm
代表成分: Trimethylamine (TMA)
出典: Nagata Y. (2003), JAOE database entry #145. Trimethylamine: 3.2 x 10^-5 ppm.

※ 臭気強度は環境省「6段階臭気強度表示法」に準拠した感覚的評価値です。嗅覚閾値はヒトが検知できる最低濃度で、値が小さいほど少量で匂いを感じます。

香りの説明

全身から腐った魚のような強い臭いが発する代謝疾患。FMO3酵素の欠損によりトリメチルアミンを酸化分解できず、汗・尿・呼気から魚臭が発せられる。

主な化学物質

トリメチルアミン (TMA)トリメチルアミンN-オキシド (TMAO)

効果・影響

  • 重度の社会的孤立
  • うつ病や不安障害のリスク
  • QOLの著しい低下

対策

  • コリン、レシチン、トリメチルアミンN-オキシド含有食品の制限
  • 専門医(代謝内科)への相談
  • 食事日記による原因食品の特定
  • 腸内環境の改善(発酵食品の摂取)

エビデンス

2004Life Sciences (Yamazaki et al.)

活性炭(1日1.5g、10日間)の摂取が日本人TMAU患者の尿中遊離TMA濃度を低下させ、TMAO濃度を正常値まで上昇させた。銅クロロフィリン(1日180mg、3週間)も同様の効果を示し、効果の持続期間はより長かった。

2020ScienceDaily (University of Warwick)

腸内酵素CntA/Bの安定化に成功し、L-カルニチンからTMAを産生するメカニズムの3D結晶構造を解明。

トリビア

  • TMAUは希少疾患で、FMO3遺伝子の変異が原因。保因者は200人に1人程度と推定される。
  • トリメチルアミンは魚の腐敗臭の主成分でもあり、低濃度では「魚臭い」、高濃度ではアンモニア様の臭いがする。