臭い匂い体臭・生体由来
汗臭
Body sweat odor
香りの強さ:楽に感知できるにおい
臭気の客観指標
臭気強度(6段階臭気強度表示法)
3 / 5
楽に感知できるにおい
根拠: 環境省 6段階臭気強度表示法(悪臭防止法)
基準: 悪臭防止法 6段階臭気強度表示法(環境省)
嗅覚閾値(検知閾値)
0.000078 ppm
代表成分: Isovaleric acid (3-Methylbutanoic acid)
出典: Nagata Y. (2003), JAOE database entry #74. Isovaleric acid: 7.8 x 10^-5 ppm.
※ 臭気強度は環境省「6段階臭気強度表示法」に準拠した感覚的評価値です。嗅覚閾値はヒトが検知できる最低濃度で、値が小さいほど少量で匂いを感じます。
香りの説明
運動後や暑い日に全身から漂う酸っぱい汗の臭い。汗自体はほぼ無臭だが、Corynebacterium属やStaphylococcus属の細菌が汗中の前駆物質を分解して揮発性脂肪酸を産生する。
主な化学物質
酪酸 (ブチル酸)プロピオン酸イソ吉草酸酢酸(E)-3-メチル-2-ヘキセン酸
効果・影響
- 周囲への不快感
- 脱水症状のサインとなりうる
- 社会的ストレス
対策
- 速乾性素材の衣類の着用
- こまめな着替えとシャワー
- 通気性のよい服装
- 衣類の抗菌・防臭加工素材を選ぶ
エビデンス
2020IVAMI (Clinical Microbiology)
Corynebacterium属、Cutibacterium属、Staphylococcus hominis/haemolyticus/lugdunensisが汗と反応して悪臭性揮発物質を産生することを確認。
2020Scientific Reports (Minhas et al.)
ヒト腋窩臭の分子メカニズムを解明。Staphylococcus hominis由来のC-S β-リアーゼがCys-Gly結合型前駆物質を分解して悪臭性チオアルコール3M3SHを遊離させることを確認。この酵素遺伝子は約6000万年前に臭い産生ブドウ球菌系統に水平伝播したことを示唆。
トリビア
- 汗腺から分泌された直後の汗はほぼ無臭で、皮膚常在菌が分解して初めて臭いが発生する。
- 思春期に体臭が強くなるのは、アポクリン腺が活性化し、皮脂腺からプロピオン酸を産生するPropionibacteriumが増殖するため。
